松田聖子 アルバム一言レビュー 1990年代
※収録楽曲のデータベース的な記載はしておりません
☆ Seiko 1990.6.7発売
ジャケット表・裏
エセマドンナ風なビジュアルは嫌いじゃないです。
ブックレット写真
SEIKO名義の世界デビューアルバム。
日本で積み上げてきた実績に照らし合わせると、平凡なポップス、ともするとチープにさえ聴こえるかもしれません。
しかし、自分はこのアルバムの売り上げや評価など気にならないのです。
それは、当時、バッシング報道が加熱する中、ついに発売された感があったからです。
どうだ、松田聖子は本気で挑戦してるぞ！本格的に英語を習得してるじゃないか！
そこには、SEIKOとしてリスタートする決意や意志の強さを感ぜずにはいられませんでした。
1.『ALL THE WAY TO
HEAVEN』オープニングからフルスロットル全開！大好きな曲です。
アップテンポな 5.『GOODBYE MY BABY』、 9.『HALFWAY TO HEAVEN』もお気に入り。
歌そのものではないですが、7.『WITH YOUR LOVE』の照れが残る「フー」も好き。
シングルになった4.『THE RIGHT
COMBINATION』、この曲だけテンションが下がる。デュエットはいらないです。
最後の 10.『TRY GETTIN' OVER YOU』は、５年前のSEIKO名義初アルバム『SOUND OF MY HEART』にも収録されていました。
そちらも最後に収録されていて、５年の時を経て、同じ曲が最後を飾るのが興味深い。
前回のもいいですが、やはり新録されたロック色が強い新バージョンの方に思い入れがあります。
アルバムを通してこの曲を聴き終えると胸が熱くなります。 オープニングと共にラストが特に好きです。
SONYの世界戦略の為、一人、矢面に立たされながら、波乱の1990年代の幕を切って落とした作品として刻まれる。
好きなアルバムなので、今でも時折聴いていますが、あの時感じた想いは未だ褪せず。
2015.8.6 up
☆ We Are Love 1990.12.10発売
ジャケット表・裏
表情がキリっとしてとっても好きな表ジャケットです。
事務所を独立して嵐の1990年。前作に引き続き本人による全作詩。
90年代最初の日本盤オリジナルアルバムのそこに松本隆、大村雅朗の名は無く、
どうなるものかですが、1.『Listen!!』のスタートから引き込まれました。
全曲担当した笹路正徳氏の編曲が何か新鮮に聴こえましたね。
1980年代には無かったロックティストを備えた本アルバムは新たな魅力が詰まっています。
タイトル曲の6.『We Are Love』はアルバムでは英語バージョン。それだけならまだましなのですが、Jeff Nicholsとのデュエット曲なんだよ。
シングルカップリング曲の2.『Kiss Me Please』の方も間奏で英語でジェフ君とセリフのやりとりが入ってやがるんだ。
スキャンダルを逆手に取って堂々と相方として登場させるのは恐れ入ります。
が、公式盤として残るのは当時も現在もやり切れなさがあります。
80年代聖子プロジェクトの担った作曲者のお1人である原田真二が２曲提供してます。
原田さんは2000年から数年タッグを組んでいて、節目のピンチを助けてくれてるようだ。
8.『Africa』は、聖子さんの詩に【アフリカの大地】が登場し異色曲に属しましょうか。
10.『浮気なMY BOY』、間奏の「カモン」「フー」は、前アルバム『Seiko』の『WITH YOUR LOVE』のセルフパロディ？
羽田一郎作の２曲がお気に入りです。
9.『Drive Me To The Sky』は普通にロックバンドの曲と言って差し支えない。
3.『たそがれにSay Good-bye』は、本作で１番好きな曲です。
風になびく髪をそのままにジャケットの様に真っすぐに嵐に立ち向かう松田聖子さんが見えます。
半年前の『Seiko』とセットで吹っ切れた様な1990年代のスタートを感じました。
1990年代のCDアルバムは５枚ほどデジパック仕様で発売されました。（↑６面タイプは２枚、他は４面タイプ）
中面にブックレットが入る分離式なのがよいです。通常プラケースはジャケット兼ブックレットというのが嫌なので。
ブックレットの写真ページ
表紙
中写真
裏表紙
2015.9.14 up
英語で歌われた２曲のオリジナル版はこのアルバムの後から聴きました。
失礼ながら原曲に違和感を覚えるほどに聖子版の方がいいなと思ってしまいました。
それはけしてファンの贔屓目ではないと思います。外国人のリスナーがSeiko ver.の方が良いという意見を目にした事があります。
デジパック仕様CD
ブックレット表紙
ブックレット見開き写真
ブックレット裏表紙
TVスポットCMではジャケットの聖子さんが動いてます！？
お顔の角度を変えるぐらいで済んでよかったです。けれど、高画質で見てみたいぞ。
15年後（！）の2006年に『Eternal Ⅱ』が発売されました。
2015.9.14 up
☆ 1992 Nouvelle Vague 1992.3.25発売
ジャケット表・裏
タイトルに合っていて色調も構図も格別に好きな表ジャケットです
デジパック仕様CD
全曲、作詞:Seiko
Matsuda 作曲:Seiko Matsuda , Ryo Ogura 編曲:Yuji Toriyama 作品で
本作から完全セルフ作品が始まりとまさしく新しい波が来ました。
1.『1992 ヌーベルヴァーグ』、10.『Fight and Believe』最初と最後が力強く、アルバムが引き締まってます。
先行シングルの 6.『きっと、また逢える・・・』は初セルフ作の記念碑作品。
3.『I Want You So Bad!』はその後のエロティックソングの先がけ。そういう意味でこれまた重要。
PVやTV披露された際のエロさにはドキドキ。松田聖子の肝の据わり方に感嘆しました。
１番のお気に入りは、8.『あなたのすべてになりたい』です。私のシングルTOP10に入れたい曲です。
初のセルフアルバムにして名盤です。
ブックレットの写真ページ
裏表紙写真
1992年はビジュアルも最高峰だと思います。
2015.7.21 up
☆ Sweet Memories '93 1992.12.2発売
CDジャケット表・裏
たとえ内容がいまいちなアルバムでもこのジャケットだけで価値がある。
ひたすら美しい松田聖子を拝める大好きなジャケットです。
いや、バラード集オリジナルアルバムの内容は全然いまいちではないんですよ。
'93とあるように、1.『Sweet Memories』は鳥山雄司アレンジのニューバージョン。
歌唱ではブレス音がほとんど聞こえない松田聖子の吐息技が炸裂。
'93バージョンでのTV出演・LIVE披露はどれも目の耳の保養になりました。
2.『The Right Combination』の日本語ソロバージョン。
しょぼいデュエット曲に萎えましたので日本語バージョンとはいえ単独曲が成立してよかった。
3.『Paradise』は8.の英語バージョンも違和感なくしっくりくる曲。
5.『Wanna know how （Album
Version）』相方が不満ですがこの曲カッコイイ。
後年は小倉さんが相方になってのコンサートもあり、ライヴ映えする曲で聖子さんもお気に入りなんだなと。
何といっても呼び物は最後の 10.『Twinkle Star,
Shining Star』。
当時６歳の神田沙也加とのデュエット曲。
沙也加ちゃんの初レコ－ディングとなる幼き歌声が聴けるだけでこのアルバムの価値があります。（あれ？）
ブックレットの写真ページ
ジャケット裏
ブックレット裏表紙・CD
全カットいいです！
2015.10.22 up
☆ DIAMOND
EXPRESSION 1993.5.21発売
ジャケット表・裏
聖子教絶賛入信中です？！
６面デジパック仕様です
ジャケット側
ブックレット封入、CD側
ヒットシングル 3.『大切なあなた』を収録し、聖子流表現が定着しだしました。
1.『Move On』は、前々アルバム『1992
Nouvelle Vague』同様に予感させるオープニング。
後に思えば、これぞ90年代らしいアルバムだなーとゾクゾクします。
5.『Baby, Make Love Tonight 』は聖子版トランスミュージックな趣きでアルバム中１等お気に入り。
この曲のPVでのどぎつい化粧で踊り絡む聖子さんもいいです。
80年代を崇拝するファンには毛嫌いされる事受け合いのイケイケケバケバなビジュアルも大好きです。
そのようなメイク・ファッションが好きなのではなく、松田聖子のケバさが好きなのです。
10.『Take My Hand,Give Your
Hand』はコンサートのラストにしっくりくるでしょう。
ハンド・イン・ハンドな世界は苦手ですが、90年代ライヴ定番になってもおかしくなかったと思います。
聴く度に、QUEENの『Teo Torriatte（手をとりあって）』が脳裏に浮かぶのです。
ブックレットの写真ページ
表紙
表紙の裏写真
裏表紙の裏写真
裏表紙
2015.10.23 up
☆ A Time for Love 1993.11.21発売
ジャケット表・裏
表情、ヘアースタイル、ポーズとこれまた好きなジャケットです。
クリスマス企画的オリジナルアルバム
3,10『You’re My World ～微笑みにかえて』と4,9『Time for Love』は、日本語と英語の２バージョン収録。
5.『Forever Your Everything』は『あなたのすべてになりたい』の英語バージョン。
と、全米進出の際に英語を習得した事により、英語曲収録、もしくは既発表曲を英語詞で新録する技も発生。
このアルバムはその手法が本格的に表面化した『Sweet memories ‘93』発展形アルバム。
その商魂は私の様なノーマル購入者泣かせの逞しさですよ。日本語原曲をわざわざ英語詩で聴きたいとは思わないなぁ。
特に本アルバムの英語曲では当時の聖子さん一押しの彼の歌声もからんでくるからなおさら。英語詩も彼のペンによるものでした。
現在となれば、松田聖子にとって黒歴史的コラボになってるのでしょうか？
クリスマス企画である事を置いときましたが、
1.『Together for Christmas』、2.『夜空へドライブ
～A wink to Santa』、8.『外は白い雪』の
クリスマスソングはそれぞれに毛色が違って３曲共良いです。
＋タイトル曲【日本語ver.限定】とジャケットは価値がありますでしょう。
ブックレットの写真ページ
ジャケット裏↑
ブックレット裏表紙・CD
2017.9.25 up
☆ Glorious Revolution 1994.6.12発売
ジャケット表・裏
ビビットな90年代らしいジャケットです。
1990年代のアルバムジャケットはスタイリッシュで、
ことアルバムアートワークに関しては1980年代よりも上かも。
1.『Back for More』の製作過程の一端が公式ビデオで見られ、
聖子さんのこだわりがわかるパンチが効いたオープニング曲。
話題になったCMはパンチが効き過ぎです。
5.『Babies Breath』は後に2008年にはアルバムタイトル『Baby's Breath』にも採用。
このアルバム内ではかすみ草のように可憐な役割を果たしてます。
この曲と 7.『天下のプレイガール』を同居させるのが松田聖子らしい。
シングル 3.『もう一度、初めから』、9.『わたしにできるすべてのこと』は、
安定域に達しつつある聖子バラードで、タイトルはまだかわいい部類ですね。
10.『続…パラダイス』はアルバム『Sweet
Memories ‘93』収録の『Paradise』の続編。
オリジナルが「海に沈む夕陽」で始まるのに対し、続は「朝焼けが 東の空を」で始まり、なかなかです。
アルバム中イチオシは、6.『はじまりは Break Up』をピックアアップ。
シングルカットでもいけるほどにかっこいい曲です！
アルバムタイトルからして自信（自身）がみなぎるアルバムです。
90年代半ばになりセルフ作が完全定着しましたね。
ブックレットの写真ページ
ジャケット裏↑
ブックレット裏表紙・CD
ページをめくる毎に写真があります充実のブックレットです。
2015.10.25 up
☆ It's Style '95 1995.5.21発売
ジャケット表・裏
聖子無敵！を感じさせるジャケット
タイトル曲の 1.『It's Style '95』は、Sexy Seikoの総決算たる楽曲。
セクシーさはもとよりカッコよくて大好きな曲です。
ポールダンスをするモノクロPVも傑作だと思います。
また、連動してのコンサートオープニングは松田聖子、いや全ての音楽ライヴ史上に残る大傑作。
スクリーンにPVが映しだされて、スクリーン幕が落とされたその舞台には、
実際にポールダンスしてこの曲を歌う天然色の松田聖子がいるという興奮もののスタート。
ライヴでは続いての『It’s Style』～ 10.『You Are My Fire』と、相手役はともかく実にスリリングで刺激的な展開。
上記２曲を核にシングル 3.『輝いた季節へ旅立とう』、6.『素敵にOnce Again』が収録されアルバムが強靭になってます。
アルバムを通して聴くとあらためていい曲だな～と思い知らされます。
下記は曲そのものよりもタイトルが強力な２曲。
8.『明るい未来にしようね、Positiveに!』、9.『頬をつたう涙が夜空の星に変わる時』。
このタイトルにぶっとびましたよ。誰か止める人はいなかったのか？
しかし、こんなタイトルを付けられる松田聖子はスゴイ！もう、松田聖子しか付けられないでしょ。
この曲が世に出てしまってからはどんなタイトルでも驚かなくなりました。
その後、松田聖子らしいタイトルと認識させられる先がけとして功績があります？！
11.『Why』は、発売当初はそんなに印象に残らなかったのですが、後年突然に捕まれました。
後々になって好きになる曲は、セルフ作品が多いような気がします。何故に今までわからなかったの？って。
ブックレットの写真ページ
ジャケット裏↑
ブックレット裏表紙・CD
2015.10.8 up
☆ WAS IT THE FUTURE 1996.5.14発売（日本発売日6.10） （SEIKO 名義）
裏ジャケットと合わせて全体写真になります
レコード会社移籍もあり、『 Vanity Fair』とセットで積極的な攻めを感じた時期。
『Seiko』（1990）以来の世界発売英語アルバム。
海外のみでシングル発売された 1.『LET'S TALK
ABOUT IT』がやはり１番好き。
それまでのキャリアには無かった曲調で新たな魅力を引き出してます。
アルバムタイトル曲（5.）やアタックが強い 10.『A LITTLE MORE TIME』もお気に入り。
日本盤はボーナストラックとして本アルバムプロデューサーである
ロビーネヴィルとのデュエット曲 12.『I'll Be There
For You』が収録され心落ち着けるアルバムの終わり。
全曲英語アルバムは、『SOUND OF MY HEART』（1985）、『Seiko』（1990）に続いて３枚目。
語彙が乏しいですが、１枚目が歌謡曲、２枚目がJ-POP、本作がニューミュージックの様な趣きを持ってます。
これは１枚目より２枚目、２枚目より３枚目がレベルが上という話ではないです。それぞれに好きなアルバムですから。
明らかにアルバム毎にレベルが上がってるのは、SeikoのEnglish。
素人が聴いても英語が上手くなってるのがわかります。
才能はもちろんですが、真摯に取り組んできた成果ですね。
ブックレットは４面綴りが２枚
裏は透かし写真の上にそれぞれ英語詞・日本語訳詞が載ってます
2016.3.8 up
☆ Vanity Fair 1996.5.27発売
ジャケット表・裏
ソニーからマーキュリーへレコード会社移籍後、初のアルバム。
シングル 4.『あなたに逢いたくて ～ Missing You ～』の大ヒットの余波を受けアルバムもヒット。
数字的には1990年代における聖子ブレイクが頂点に達しました。
ファッションブランドに目がない 2.『Crazy
Shopper』の鼻で笑うようなチープさが結構いい。
Robbie Nevil 作編曲の 3.『Darling
You're The Best』は、かっこよさでベスト。
前アルバム『It's Style '95』の『You Are
My Fire』と似てる刺激的テイスト。
前半に目玉曲が集中しすぎてる感がありますが、
10.『Dear My Children』は、私の好きな聖子ソングでかなり上位に位置する曲です。
この曲、個人的にビートルズの『Tomorrow Never Knows』を聴いてるようなトリップ感覚になるんです。
聖子さんの詩も異質で、「しあわせに満ちあふれてるような世界創れるわ」と最終歌詞まで聴くと、
今度はジョン・レノンの『Imagine』のように・・・
アルバム『Strawberry
Time』における『LOVE』と同等な至高感がします。
ブックレットの写真ページ
ジャケット裏↑
ブックレット裏表紙・CD
2015.8.26 up
☆ Guardian Angel 1996.12.5発売
銀箱・裏（底）はステッカー
クリアプラケース付ボックス仕様アルバム（CDは紙ケース付）
1996年発表３枚目のアルバムとなりボーナス的な6曲入りミニアルバム。
1.4.『Save the best for last』、2.5.『I’ll never get over you getting over me』の洋楽カバー曲は日本語・英語バージョン収録。
3.『If Only・・・』は、アルバム『Vanity Fair』収録の『もし、もう一度戻れるなら』の英語バージョン。
そして、先行シングルの6.『さよならの瞬間』。と、アルバムオリジナル曲は実質０曲。
アルバムとして聴けばわかります。やっぱり、ラストの『さよならの瞬間』の存在感の際立ちが。
2006年のアルバム『Shining
Star』に本アルバムと同名の『Guardian Angel』が収録されてます。
ブックレットの写真ページ
表紙
裏表紙
BOX内付録
seikoからのメッセージ
メッセージカード
ポスター
ボックス底の緩衝材にトランプが収まってます
複数付録が封入されており、一種のコレクターズアイテム的アルバムとなりますでしょうか。
2017.9.26 up
☆ My Story 1997.5.21発売
ジャケット表・裏
段々とジャケットの良さがわかってきました
1.『So much in love』は聖子ソング中、最もロックな曲でカッコイイ！
バックに英語による男性の話し声に聞こえるSEが流れてクールな曲を演出。
ふと、サイモン＆ガーファンクルの『７時のニュース／きよしこの夜』に重なるんですよ。
2.『波乱万丈』はご自身の人生を重ね合わせるの如くどこか自虐ソングでこちらもかっこいいです。
4,5とシングル 『私だけの天使～Angel～ ／ あなたのその胸に』と続き、強力な前半戦。
に対して、後半戦はアレンジもどこかおとなしめで派手さがない。
しかし、これが通しで聴くと私小説の演出のようにしわじわと来て心地良くなるんです。
9.『二人の愛のかたち』は『あなたのその胸に』に迫る名バラード。
10.『Sing』をはっちゃけさせたのが、３年後の『20ty Party』のようだ。
ブックレットの写真ページ
写真1～3（表ジャケットから３面繋がりになってます）
写真4～7（写真2 , 3 の裏ページから４面繋がり）
写真8 , 9
写真10 , 11
写真12～14（裏表紙前は３面繋がり）
写真15 , 16（裏表紙は２面繋がり）
写真16（裏表紙）・CD
写真15 , 16 , 1～3（裏表紙、表紙を広げると５面繋がりになります）
裏ジャケやブックレットにはイチゴが散りばめられており、10年ぶりの第二の苺アルバムな趣きもします。
2016.1.9 up
☆ Sweetest Time 1997.12.3発売
デジパックアルバム（裏ジャケットは収録曲）
２年連続12月発売の６曲入りミニアルバム。
90年代の特徴である英語詞バージョンが後半に収録されてます。
3.『KissしてX’mas』は、マーキュリー移籍後の初クリスマスソング。
ブックレットの写真ページ
ジャケット裏↑
ブックレット裏、CD （ブックレットはジャケット裏に貼り付けられてます）
全てモノクロ写真です。先行シングル『Gone
with the rain』はカラージャケット。
CDサイズ4枚組1998年カレンダーが付録として封入されてます。
2023.3.9 up
☆ Forever 1998.5.8発売
ヴィジュアルも表情も初見で虜な表ジャケット
シングルカットされた 2.『恋する想い ～ Fall in love ～』もこんなジャケットならよかったのに・・・
全曲、作詞：Seiko Matsuda 作曲：Seiko Matsuda , Ryo Ogura
編曲：Yuji Toriyama (1.～4. 6.～8.) Ryo Ogura , Tomoki Ishizuka (5.) Ryo Ogura ,
Naoki Kurio (9.10.)
1.『Forever』から 10.『I Love You』まで、永年劣化に耐えうるフォーエバーな楽曲揃い。
アップテンポな曲はモータウンサウンドの 3.『眠れない夜』のみと言っていいのですが、
けして盛り上がりに欠ける印象は受けません。じっくり腰を据えて落ち付いて聴けるアルバム。
プライベートソングの 9.『Dear Father』も違和感なく収まってます。
アルバムを通して、何か聖子さんの昇華された想いを聴いてる様な清々しい気持ちになります。
個人的に1990年代NO.1のアルバムです。
ブックレットの写真ページ
ジャケット裏↑
ブックレット裏表紙、CD （全てのページ片側に写真があります）
セールス的には振るいませんでしたが、この年発売のシングル２曲『恋する想い ～ Fall in love ～』、『Touch
the LOVE』は超名曲。
私の好きな松田聖子シングル1,2フィニッシュ切らせてもいいほどに。
1998年は何故にここまで素晴らしい作品を生み出せたのだろう？と考える事があります。
前年は聖子さん自身に関わるネガティヴな出来事が多く起こりました。
松田聖子は負があればあるだけ乗り越える力が備わった人なのかなとさえ思ってしまうのです。
2015.9.27 up
☆ 永遠の少女 1999.12.18発売
ジャケット表・裏
おさげ髪にしてるおかげで、永遠の少女＝松田聖子個人と認識されちゃいそうです。
= 【Eternal Mind】 です。
1998年の『Citron』以来、11年ぶりに作詞を松本隆が担当（9曲中7曲）。
このアルバムでの聖子さんは作曲もしておらずシンガーに徹してます。
大いに期待されましたが、セールス的にはさほど振るわなかった為、ファンの間でも賛否、好き嫌いが分かれるような。
私はそれほど聴かないアルバムです。
前作『Forever』が素晴らしかっただけに、正直、これならセルフの方が全然いいなと思いました。
1.『月のしずく』がお気に入りですが、失礼なのは承知で聖子さんが書いた詞ですと言われても違和感ない。
この時の松田聖子に合わせて作詩した為か、他の曲も特別に松本さん色が感じられないんですよねぇ。
いけない、松本さん作詞は1980年代の松田聖子作品ばかり聴いてるせいで私も弊害が出てるようです、、、
曲もけして悪くない。歌唱も丁寧で悪くない。でも、融合加減がいまいちに感じてしまうんです。
シングルになった 3.『哀しみのボート』（10.はミレニアム・バージョン）も心に広がる波紋が浅いかな。
ただ、全曲作曲者が違い、編曲者も複数なのに統一感はあるな～と感心しました。
ネガティブな印象を綴りましたが、それでも制作した意味が価値があるんです。
何故なら、1997年に亡くなった大村雅朗さんの遺作が収録されてるからです。
個人的にこのアルバムの存在意義は、乱暴過ぎますが、、4.『櫻の園』が全てと言ってもいいくらい。
大村さんから預かりの形となり松本さんが詩を付けた未発表曲を収録する事がアルバム制作を引き受ける条件だったらしいですし。
実際にこの曲での歌唱は素晴らしい。
当たり前ですが、大村さんに向けての特別なプライベートソングですからね。
1980年代の松田聖子楽曲の大半の編曲を担当し、聖子サウンドの源だった大村氏。
ご存命だったら、また違った聖子ストーリーが展開されたのかなと、今もふと想います。
ブックレットの写真ページ
ジャケット裏↑
ブックレット裏表紙、CD
2015.7.28 up
