アイドル

私の三大アイドルは、ピンク･レディー、松田聖子、松本伊代です。
ビデオデッキを購入した1982年末以降は、聖子ちゃん、伊代ちゃんの出演歌番組を録画してました。
聖子ちゃんは１楽曲につき１番組程度しか残してないのに対し、伊代ちゃんは歌以外の出演番組も熱心に録画してました。
松本伊代にはアイドル的に魅了されていたからです。
ちなみに松本伊代は楽曲にも恵まれ、1st,2ndアルバムは松田聖子にも匹敵する名盤ですよ。
対して松田聖子はトップ中のトップアイドルでしたが、自分の中では歌手・松田聖子としての認識に重きを置いてました。
ですから楽曲は熱心に聴きましたが、ビジュアル的に残しておこうとは思わなかったのでしょう。
これがとんでもない間違いであったと1985年の１回目の結婚頃にようやく気付き、独身時代より録画する事が多くなりました。
普通、好きな異性アイドルが結婚すると興味が薄れていくものですが、聖子さんの場合は例外で益々好きになっていきました。
どんな浮世話を流されても興味がそがれず好きで居続けるのは自分でも不思議です。
この場合の好きは恋愛対象の好きという狭義ではなく、人となりが好きという説明出来ない漠然としたラヴなのでしょう。

歌手としてどころかアイドル偏差値も飛び抜けた存在であったと聖子病になってから思い知らされました。
残された（アップロードされた）素晴らしい歌唱及びパフォーマンスの数が半端ない。

安易ですが神パフォーマンスのオンパレード。
同じ曲でも見る度に発見がある。何度見ても飽きない。
思い出補正がかかった記憶よりも実際の方が凄かったという事実は結構な衝撃です。
あまりにも自然な振る舞いでこなしてしまう為、常人には松田聖子の突出性が把握しきれないのでした。
歌手としてもアイドルとしても天才なんだと改めて知る事は大きい。

ファンにとっては太陽の様に当たり前にいつもいるため、時にその価値、尊さが見失ってしまいがちです。
松田聖子は、いわゆるアイドル歌手で、現在まで休みなく（休業期間もレコーディングはしてます）
活動し続けてこられた唯一の人なのです。その存在は後にも先にも彼女しかいないのですから。

2015.5.17 up