〜ジョガー未満の胸の内を綴った独白記です〜

悩みなく走れる頃は誰しも短し

ただただ楽しく走れる期間はほんの少し。
まず例外無くランナーは思うように走れなくなり悩み出します。
タイムが伸びない、練習時間が取れない、大会に参加出来ない、身体の故障、等々。
それぞれの悩みと格闘し、大なり小なりの荷物を背負いながら続ける事となります。
ずっと楽しんで走られる方がいらっしゃるとしたら、それこそ奇跡のランナーですね。
『夢見る頃を過ぎて』からが本当のランニングライフでしょう。
夢見る頃過ぎても、まだ夢の途中でいられたら。

【2010.1.7】

最後尾へのいざない

これはスタート時における最後尾を指します。
ほとんどのランナーは、自己記録更新あるいは順位目的でしょうから誘いません。
完走目的でファンラン志向のランナー向けです。

私も以前は自己タイムのプラカードの位置に並んでいましたが、
カメんジョガー（タイガージョガー）として参加しだしてからは、
ごく自然に後ろへ後ろへと位置取りが変わっていきました。
最後尾界隈は景色が違います。そこは喧噪とは無縁で視界が開けます。
最後尾スタートが当たり前になってからは何か心の余裕が出来たような。
現在、自己タイム申告制で並ぶ大会は、
制限時間６時間なら６時間、７時間なら７時間と速攻で申請してます。

ファンラン、特に仮装・コスプレランナーは後方からスタートすれば
より一層楽しめるのになぁと思います。
（仮装してるのに速い、仮装してる割りに速いを示したいランナーは除く）

特典？として、完走証に記された順位でおおよそ何人抜いたかわかります。
10,000人中、5,000位なら5,000人抜いた換算になり実感出来ます。

【2010.1.7】


仮装コスプレ

最近、仮装・コスプレランナーが増えていますねー。
キワモノ的だったその扱いが以前とは違ってきてる感じがします。
ランニング雑誌では、『仮装ランナーの心得、仮装ランナーかくあるべき』
なんて趣向の特集も組まれたりしてます。
はあ？
そんな大層な存在じゃないでしょう。
また、そういう存在にしてはいけませんし勘違いしてもいけません。
シリアスランナー、一般ランナーにとっては、時に迷惑な存在になるのですから
必要以上にでかい面をしてはいけませぬ。
語弊があるかもしれませんが、仮装コスプレはアウトローなんだと認識すべきです。
周囲に目くばせした、より繊細な走りが求められます。
ただし、
仮装推奨大会においてはおおいに幅をきかせてこれでもかとご活躍を！
それと、
私がカメラを向けたら笑顔でポーズ願います！

【2010.1.7】


仮装コスプレ？

１つ上で語ってる事はそれはお前もだろ？
いいえ、違うんです。説得力ないのは承知ですが、
カメんジョガーは仮装・コスプレとは違うんです。
私は仮装する気なんてさらさらありません。
マスク他は、カメんジョガーにおけるユニフォームのアイテムなんです。
ただのユニフォームなんです。
ただマスクして過ごしたいだけなんです。

マスクする悦びを得られる日常はそれほどありません。
（市民）マラソン大会はそれが出来る時間帯なんですな。
けして非日常ではなく、違和感なく融合して。
マスク越しの目線で語ってるのは承知願います。。。

【2010.1.7】


応援

素で参加していた頃は応援がいてもいなくてもさほど関係なかった。
カメんジョガーになった当初は応援が少ないと物足りなかった。
現在は、素の時代とは別の意味で応援が多くても少なくても影響がなくなってきています。
どんな場合でも楽しめてるんじゃないかと感じる自分がいます。
勿論、多い方が嬉しいですけどね。

私は基本『応援返し』のスタンス。
誰というわけではなくランナーみんなに応援してくれる方々に、
あるいは個人的な声援を受けた時のみに、
「ありがとう、アリガッツ！」等々と返します。
自分から応援を煽ったり要請したりするような事は慎んでいます。
パフォーマンスキャラではないと自認しています。
漠然と沿道に立って見てる・観ていたい方々も考慮したいです。

カメんジョガーになってから素直に応援返しが出来るようになりました。
その前から感謝の気持ちはあったはずなのですが、返すのはまれでした。
これも素知らぬマスク効果ですね、自分への。

【2010.1.7】


応援？

マラソンブームでどの大会も軒並み参加者増加。
以前は見られなかった・少なかった現象を目のあたりにする事があります。
そのひとつが応援です。
といっても応援者ではなく、ランナーからのランナーへの応援です。

折返しのあるレースで折り返してきたランナーとすれ違いますね。
知り合いのランナーとのエール交換はまぁいいです。
問題はトップ（グループ）ランナーとのすれ違いです。
「がんばれ〜」「がんばってー」
ええっ、がんばれって!?
私の位置周り、すなわち時間内完走も危ういかと思われるジョガーから、
トップランナーに対してこの声援が起こった時がびっくりしました。
（この界隈だからこそ起こりえるの声援なのかもしれませんが）
それも一人二人ではなく、次々にです。
頑張ってますから。明らかに私らより何倍も何十倍も頑張ってます。
トップランナーにしたら、それこそお前らこそ頑張れよだよね〜。

前はこんな現象ありませんでしたよ。
皆さん、素直な気持ちでの応援なのはわかります。
わかるのですが私はダメだ。協調できませんのよ〜。
これは私が偏屈野郎という事じゃないと思う。
私以外でも違和感覚える方はいるのではないでしょうか。
きっと『ガンバレ』という掛け声がいけないんだな。
適切な言葉があればこんな私も同調できるのだろう。
『がんばってる！がんばってる〜』みたいなニュアンスで。

【2010.1.26】

追記 ：

近年の私は、自分に対するどんな応援も、相手に対するいかなる応援も
受け入れるようになりました。また、認められるようになりました。
up時の６年前はまだまだこの境地は見えませんでしたね。