大会名 : 第55回勝田全国マラソン
開催日 : 2007年(H19)1月28日(日)
開催地 : 茨城県ひたちなか市
天候  : 晴れ曇り
タイム : 4゜59’22” (ネットタイム 4゜55’11”)
フル完走 : 45回目


GO!GO!勝田と55回大会なので、去年走った後にすんなり参加決定していた大会。 今回も私とwave♪が幹事を担当。 幹事をすると、もう当日の天候が心配でやきもきモヤモヤです。 3日ぐらい前までは雨混じりの予報でしたが、2日前、前日には雨の心配はなくなりホッとしました。 天気がいいと役割の半分は成功した気持ちですわ。 ほっとしないのは自分の体調さ。 22日の月曜、目覚めたら天井がぐるぐる回るんですわ。 たまたまその時だけだったら気にもかけなかったが、その後もめまいが多発。 風呂を出ては回り、仕事中もクラクラときてしまい、 流石にマズイかなと翌日、耳鼻咽喉医院で診察。 原因はわかりませんでしたが、注射・薬をもらいドーピング。 代わりと言っちゃあなんですが、耳掃除でデッカイ耳くそをかっぽじってもらいました。デケー! 思うに、 めまいの前日、大会前の最後(最初といってもいいが)のロング走をしようと、25kmほどjogしたんですな。 軽い気持ちでしたのですが、距離とは裏腹にジョグ前のエネルギー摂取量が10km程度するのと変わらなかったのが係わりあるかなぁと。 それで完全にガス欠状態に陥ってしまいました。小銭も持参しなかったので何も食べられず、手持ちの飴を舐めるのみ。 後半は幾度となく歩きが入りトボトボと家路に着きました。 この出来事のショックが翌日に来たのかなあと推測してます。 体調の心配も天気同様、2日前ほどにはいけるだろうと決断。まっ、出走はするぞと。 これも迷いましたが、はーちゃん(子供)がいると、やっぱり車の方がいいよなあと判断しましてドライヴ。 アフターでビールで乾杯できないのは残念ですが。 7時前には勝田駅前駐車場に到着。 車内で朝食にして、アフター開催店の 海鮮居酒屋「はなの舞」勝田店の場所を確認して会場入り。 テントとのぼりの設置をちょうど終える頃にいまださん、カンニャボさんの福島隊が到着。 続いて、hiro坊さんとお知り合いの方が2名。さらに、 まっちゃん、こてさん、アイアスさん、ぬまっちさん、はらこつとむさん、YANAさん、Sさん、Uさん、 あにぃさん、みちさん、ぐびどんさん と多数の方々に集合場所にいらしていただきました。 また、高橋さんらの宇都宮RCを表敬訪問しようと体育館に向ったならば、 その体育館が無くなってました。何も知らされてなかったのでびっくりしたなあ。 とサービスの暖かい麦茶をいただく。別段飲む必要なかったのに飲んだ、これがいけなかったかい。 全員確認出来て集合写真も撮れたところで一安心、なのだが、 携帯に付けてた2000かすみがうらストラップのかすみがうらマーク金具がパカッと割れてしまった。 いやな予感・・・ スタート地点へ移動。 指定席の最後尾に来ましたがいつもと風景が違う。 明らかに一般素人度数が高いぞ。 去年より何百人だか参加人数が多いそうだが、早くもその一端がうかがい知れた。 東京マラソンの抽選モレの多くの方が二次エントリーしたのかな? でも、ぱっと見では地元民っぽかったなあ。 最後尾にいるとこんな発見もあっておもしろいです。 スタートしたと同時ぐらいに声かけてくるランナーが。 同窓サルくんです。 おおっ、今年も会えたね。君の姿が拝見できて幸先いいぜ。 と携帯カメラの1枚目を早速撮らせてもらう。 wave♪&悠がうちらを発見して駆け寄る。最後尾ゾーンの成せる業ですな。 さらに、でっかい頭(顔)のパンダ着ぐるみくんを発見。 彼にもお願いして怪しげな三匹ショットをwave♪に撮ってもらう。 そんな我々を見て、学生?の仲間同士で参加してるみたいなグループが笑って合流しました。 いやあ〜、いやな予感どころか、楽しいレースになりそうだなの雰囲気だぜ! この撮影タイム中は当然止まってる訳ですが、まったくタイムに支障ナシ。 まだまだゾロゾロ歩いていてすぐに追いついちゃう。 こんなところにもいつもよりランナー多いと感じましたよ。 スタート地点までは4分強かかりました。 スタートまもなくいつもと違う感触が。 ウエストバッグの張りがきつい。調整はしていないので、長さは変わらないはずだ。 ガス欠後遺症があって、スタート移動直前にあんぱんやバナナを食べたからかな。 呼吸するのもちょっとしんどいよ。トイレタイムで緩めるかな。 私よりちょい前をサルくん、パンダくんは後方に位置してます。 サルくん、ウッキッキーと沿道の皆さんに愛想振りまいてます。後ろからだけど彼の笑顔が透けて見えるようだ。 「(サルくんみたく)こっちに手を振ってくれなかったよ」 と女の子の声が聞こえました。 ゴメンネ〜、私は応援声援返しのスタンスを取ってるもんで、黙って見てる方に無理矢理こちらからアクション起こさないのよ。 でも、あの子には、あの仮装ランナーは無愛想な奴として印象付けされちゃうんだろなぁ。 それを考えると、、、 応援くれた方にもタイミングずれて返せなかった時に悔いが残る。 何が後悔って、返し抜けが走りよりも後悔するんです。応えられないのが堪えられない。 ですから、 その後の出来事で、反対車線側で後追い声援くれた子に返せたのは借りが返せた思い。 「しかも手袋が黄色い」 わかってるねー、お嬢さん。 手を振って応えたのですが、マスクと手袋の黄色のシンクロを気付いてくれた。小学生なのにエライぞ! そう、手袋をするほど寒くはなかったんですが、まあ最初はしてこかな。 この他に、今回は『カメんジョガー』とまともに読んでくれるのが結構聞こえました。 これも女の子だけど、通り過ぎる前に「後ろにカメ付いてるから」とお母さんに教えてあげてる場面に遭遇。 子供の記憶に残ってるというのは罪深くも嬉しいものです。 10km地点コール「66分」 ええ?!そんなに速いけ。4分もスタートロスがあったのに、キロ7分切ってるやんけ。 やっぱり、抑え気味と思っていても、みんなで走るレースだと気持ちつられちゃうんだね。 何故だろう?15km付近まで続く245線ではいつもより車の渋滞が長かった。 ここは応援もらいに車道側にコースどりだな。 走っていて慣れたのか、いつのまにかウエストバッグのきつさはなくなっていた。 しかし、スタート当初からあった尿意はいかんともしがたい。 という事で、245号線沿いのGSで1回目のトイレ。 1回目とあるようにこれは手始めだった。 最近、歳のせいか下が近くなってかなわん。 上は乾くんだ。 15km過ぎぐらいからは小まめに給水。 暑くはないので飲みすぎないのが落ち込み過ぎず。 飲み過ぎないけど溜まるんだ。 中間点過ぎで2回目のトイレ。 そこで携帯確認すると相方からメールが入ってるのに気付いた。 『テントの鍵が開かないよう〜』という緊急内容だったので電話する。 無事解決していたのでよかったが少し慌てたよ。 中間点は2:18:51 まだまだキロ7分切ってる。これは密かな目標いけるか? この辺りだったか、もっと前だったか、後ろから来た大柄な女性ランナーに、 「カメさん、タッチ〜」と要望されました。 一瞬、どっちの手にするの?とドギマギしてしまいましたが、 「あ、はい」と両手でハイタッチ。身長差でホントにハイタッチになってます。 さっそうと彼女は走り去ってしまいました。 ゴレンジャーの流れを組む戦隊マスクしてるランナーを抜く際、 「ファイト!」とエール。 表情はまったく見えないけど、彼も応えてくれた。立場上、ガンバレ!マスクマン。 25km過ぎの北越パッケージ前通過。 この場所でおととし、脚に痙攣来て止まってから、ここが鬼門のような想いがありまして、 無事通過すると何か安堵感が横目で通り過ぎていくようです。 完走できるかもよってウインクして。 トイレ毎に飴を放り込む。 それとスタート前チャージが効いたのか、腹減った感はさほど起こらなかった。 起こらなかったけど、ここでは食うよ。 「たいがますく、寄ってけえ!」 と気のいいおっちゃん係員さんの呼びかけに応えて、 やって来ました、28km地点の西原集会所が。 お楽しみの豚汁を食う前に3回目のトイレをしとこう。 ・・・帰ってきたら豚汁終了してました〜。 一昨年は終了後に着き、昨年はリベンジでありつき、今年はあったのに食べられずかよ。 今年が1番痛いな。 スタート前のいやな予感とはこれだったのか・・・ まあ、よくないけどいいや。他の食べますよ。 暖かいコーヒーもいただく。 「砂糖入れますか?」 「あ、いいです」 いつもの癖で言ってしまったが、ここは甘いの飲むべきだったよな。 「ここに来るのが目標ですから〜」 係員さんのおじさんとのやりとりで喜んでもらえました。 リップサービスではない。確かにここも幾つかある目標のひとつです。 乾燥いも撮ります。こりゃ、途中まで完走しました芋だなあなんて。私もニヤニヤ。 去年、携帯カメラでの撮影多数失敗したので今年はそのリベンジが、目標の一つでもありました。 が、結果的にスタート前とサルくん&パンダくんと西原集会所&乾燥芋しか撮りませんでした。 撮れなかったのではなく撮らなかった。 幹事である身でアフター開催を遅らせる行為をしてはいけないとほんの少し改心してね。 そこな折、サルくんに再会。 もーっとずーっと先に行ってるものと思ってたよ。 彼とパンダくんやらの話になって、 「俺は仮装じゃないから、ユニフォームだから」 すると、 「(猿タイツは)皮膚ですから!」 おおっ、巧い返しだ。サスガだな、感心してしまったよ。 「ピンとれちゃった・・・」 と彼が背中をまさぐりつぶやいたのを聞き逃さない。 背中のゼッケンが破れて1ピンが外れていました。 「どれどれ、付けてやるよ」 ああ麗しき仮装ランナーの手助けだなあ。だから、仮装じゃないって。 しかし、彼は全身タイツでおいそれとトイレに行けないから大変だな〜。 建屋の中に赤飯ありますよ情報を残して再発進する彼を見送る。 そっか、なら食ってくか。 「タイガマスク、まだいんのか、さっさと行けえ」 と出迎えおっちゃんに叱咤される。 びびってると、すかさず、 「いんですよ。ここに来るのが目標だからね」 と先の係員さんにフォローもらいました。 が、 【そうだな、もう腹へってないし、補給も十分したしな】 とリスタートしました。 後におっちゃんに感謝する事になるんだな。 リスタートしたが、 西原集会所のすぐ後に現れるおばあさん運営の私設エイドで梅干ほおばりお茶をすする。 ここも寄ってかないとね。なんかね、引き寄せられる磁場があるんですよ。 まもなく30kmになろうかというところでした。 「サルくん、追いついちゃったぞ」 むー、今年はサルくんの方が調子悪かったみたいね。(去年は追いつけず) 私はこの辺から完走は出来るなと思いましたね。 30km地点、およそ3時間33分。 33km付近の公式エイドでの男子高校生ボランティア2人とこんなやりとり。高校生=K2 カメんジョガー=KJ K2「タイガーマスクだあ」 KJ「カメんジョガーと呼んでくれ」 K2「どこの所属ですか?新日本ですか。みちのくですか」 KJ「んん、、、北茨城ごにょごにょ」 うう、サルくんみたいなうまい返しができねえ〜。アドリブがききません。 KJ「本物のタイガーマスク、今度水戸に来るよね。2月2日だったかな?」 K2「そうなんですか?さすが知ってますねー」 今朝、アフター店確認するのに駅前歩いてたら、たまたま告知ポスター発見したんだよねえ。 こんなとこで役立つとは、つゆ知らず。 KJ「俺は初代のファンなんだ。サヤマサトル知ってる?」 K2「??」 KJ「知らないよねえ〜」 せっかく寄り戻せた空気を逃してしまいそうだ。 K2「カメラ持ってくればよかったな」 私の方が撮ってあげたい気分だよ 「頑張って!」「係り、ご苦労さま!」 とエールをかけあってサラバじゃ。元気もらったよ、アリガッツ! その後すぐに、実にこの日4回目のトイレ。 結局、計4回のトイレットタイムに入ったわけです。 この日は時々ある頻繁に排泄物がすぐにたまる日に当たってしまったようです。 まあ、大にはならなかったのが救いか。 勝田はトイレ地点が沢山用意されてるから大変有難いです。 このトイレが最後と悟ったわけではあるまいが、トイレ後に始まる長い上り坂も苦になりませんでした。 この辺りから増えていくウォーキング行列にもちっとも誘惑されませんでしたよ。 歩いてる人々数からするとやはり初物の方が多かったと推測。 上りきった後の35km地点、およそ4時間11分。 今のペースでいけば、ギリギリ5時間切れるかもしれない。 前半は絶好の天候でしたが終盤はやはり寒くなってきました。 手のしびれ感が出始めて、もうちょっと前からしたかったけど、 35km通過のメールを相方に打ってから手袋を再装着。 これで、ゴールに向けての保護ができました。 昭和通りに戻ってきましたあ。 あと5km、ここまで来れば完走は確信。しかし、5時間切りには関門があったんだ。 ここからは信号待ちという関門があるんだった。果たして何回捕ってしまうか。 これは楽しみが増えたね?!と自虐的にドキドキッ。 信号待ちといえば、思い返せば今回はここまでに引っかからなかったなあ。 この事からも運気があるのかも。 皆、早い段階から左側の歩道に位置変えしてる。(4時間越えると歩道走行なんです) これだとコース知ってるランナーが多いのかな。わからんなぁ。 それに習って、3回目ぐらいだっけの信号待ちで私もコース変え。 「これは行ってもいいでしょう」 と振り返って皆さんをうかがう。 ほんの2,3mの信号待ちで明らかに車来ないしと。 「タイガーさんが言うなら」 と真面目に取り組んでますって感じの女性ランナーが声かけてくれました。皆さん、続きます。 「いつも堅実なペースで走っていますよね」 「ハイ、マイペースなんで」 そんな目で見てくれてるランナーの方がいたんだ。 かしこまってしまいます、不良ジョガーの身としては。 40km地点、およそ4時間46分。正にギリギリだあ。 もう信号停めには出会わない。なんとかいけそうか。 石川運動広場前の道路に帰ってきました。 沿道から「5時間切れるよ」確かにいけるぞ。 会場入口門をくぐって、残りゴール前直線。 声援に応えて、目前の計測表示時計は4時間59分台。 ゴール! ようし、5時間切ったあ。フルでは3年ぶりです。 思えば、西原集会所でまったりし過ぎないのが効いたな。おっちゃん、アリガッツ。 さらにもらった完走証見ればネットタイムでは4:55:11です。 おおっ、モロ、ジャストキロ7分ペースでゴールじゃん。 密かな目標とはキロ7分で走ることだったんで、若干おまけして夢が叶いました。 現在値の私には全然低い目標じゃないのです。大会前は出るのさえ迷ってたし。 まぁ、完走出来たらなんでも結果オ〜ライなんですがね。 集合場所へ戻り着替え、テント撤収した後、時間がせまっていたので皆さんに先に行ってもらいます。 制限時間の6時間までゴールシーンを見ていました。 あ、戦隊マスクくんが帰ってきたよ。いやあ、頑張ったねえ。 ふと、レーンを挟んだその先に目線やれば、にこやかなサルくんの姿が見えました。 彼も無事ゴールしたんだな。二人を確認できてのはうれしいおすそ分けでした。 そういえばパンダくんはどうなったかな。 先に始めていたアフターの宴に、私、そしてぐびどんさんが合流して乾杯。 いやあ、ウーロン茶でもコーラも旨い!酔える。 元々少々しか飲めないからコーラで十分満足なんだわと再認識。 はーちゃんもいまださんのデジカメで撮りまくって満足〜。 開催前はもう潮時かななんて悩んだ日々もありましたが、実際、集合場所に沢山の方に来てもらったり、 楽しくアフターしたら、来年以降も続けようという気になりました。 完走してHiになってるおかげもあるかな。 はーちゃんは、ほんの1秒で寝ちゃったけど、アフター解散後の運転も仮眠せずに帰路に着けました。 そして筋肉痛が来ない。2日後3日後になっても来ない。 こ、これはその筋の走法を修得したのか?! まさかね。 でもしかし、これで来年の勝田も56回と語呂もよく参加ですな。 おしまい