ＡＭ２：３０前に出発。 コンビニでコーヒーを買っていこうと寄る。 ついでにパンもと・・・「柳瀬くん！？」という声が。 「はぁ？」と顔を向けると、小中学時代の同級生の鈴木Ｍくんでした。 20年近くぶりじゃないかなあ、会うのは。 一目でわかりました。変わってないね。 ん、という事は俺も変わってないんだね！ に決まり。 「何、夜遊びげ？」 ーーーんなわけねえだろ。 あんな時間に会うとはね〜と高速に乗ります。 アレ！いけね、逆方向（東京）に乗っちゃったよ。回想にふけっていたのね。 今回は上越市なので、常磐〜磐越〜北陸〜上信越道を使用。 「コーヒーとガム」ですっきりした気分になりました。２週間前の朝とはえらい違いだな。 福島県を過ぎ、新潟市に入り、右手になにやら巨大な建造物が見えてきました。 なんだ、あれ？あっ、あれがコンフェド杯の日本×カメルーン戦が行われたサッカー場か。 周りに建物ないので目立つなあ。高速から見ると田んぼの中にいきなり現れるから。 そう、田んぼが鮮やかなんです。 日本の主要高速道路の（走った）中で北陸道の新潟県が一番気持ちいい。 両脇に田んぼが連なって「緑の中を駆けぬけてくムーンライトブルーのリベロ」（長）。 ただし、トンネルに入る前に限定ね。逆に北陸道のトンネルはツライヨ。 ６時頃、米山ＳＡで朝食。 しらす丼定食というメニューがある。酒の後に食べたら美味そうだな〜。 激しく心を奪われたのだが、やはりここは安心の【うどん】にしませう。 外に出ると雨が降ってます。 チュンチュンとフロントガラスに当った虫の跡を消してくれるから、ここは有り難い。 上越ＩＣに着きました。 料金を見た係員のおじさんが「高萩ってどこ？」 「茨城なんですよ」「北陸道で？」「ええ、磐越、北陸で」 「ここでマラソン大会あるので来ました」 「ああ、頑張ってください！」 とにこやかに送っていただいて、印象良く上越市入り出来ました。 料金所で会話するとなにやらうれしい。 会場の高田公園、陸上競技場に着きました。 先ほどの雨は上がっていたのですが、空模様は降り出してもおかしくない。 なんとか開会式終了まではもってほしいな。 プログラム見る。参加選手一覧がゼッケンと名前のみしかない。 これだけはいただけない。どこからの参加で年齢は入れてくれないとね。 開会式まで時間が有るので高田城跡を少し散策。 ちょうどアヒルと鯉の餌であるパンのみみを与える時間に出くわしました。 ラッキー！とシャッター切る。 そうこうしてると、長岡市から来たおばあさんに話しかけられました。 ご家族が新潟県内や富山の大会に参加してるとの事でした。 主にパンを食べるアヒルや鯉の話しを長時間して、これから走る野郎とは思えません。 ・・・アヒルは悩みなさそうでいいなあ。餌を狙ってるカラスやトビの必死さが切ない。 あっ、今度は噴水のシャワー浴びてやがる！ さてとちょうど時間です。開会式を見よう。 今回のゲストは市橋有里選手です。 そのゲスト紹介でのやりとりは聞いてる方が汗。弾みません。 市橋さんの物静かな雰囲気がたまりませんて！ 開会式が９：３０からで、市橋さん紹介までが９：４５ぐらい。 ハーフスタートが１０時だから、ここまでで慌てて着替えに向かう。 スタート。 １／４周の所で市橋さんがこちらにアップで走ってくる。あっ。 も少し早くわかっていれば、コースアウトして握手してもらったんだが。。。 スタートしてからは、ずっと小雨状態でした。 コンディション的には望み通りの最適だね。 コースは農道的な所が結構ある。きつい登り下りと感じる所はない。 景色も含めて走りやすかったですね。 もう総括的な感想になってますが。。。 スタート、４ｋぐらいで盲人ランナーの方の取り巻きに追いつく。 伴走者は常に声をかけていて元気がある。 彼らと同時ぐらいに５ｋ地点通過。おっ、49分台でわずかに50分切ってる。 「ちょっとペースが速いね」と取り巻きのランナーが言う。 そうかもしれない、がっ適度の雨が幸いしてそのまま抜いた。 きっと、また逆転されるだろうけどね。。。 ５ｋ給水所は素通り。 山中湖ＲＲみたいに最後まで給水しなくても行けそうではないが、 半分まではしなくても大丈夫だな。 このあたりから前に１人、２人、３人と女性ランナーがいる。 その中のお１人の後ろ姿が容姿といい、走り方といい有森さんそっくりなのよ！ （前からは当然確認出来ません） 彼女と何度か抜いて抜かれて抜いて状態になった。 沿道の応援は雨じゃなくても少なさそうです。 でも最近はポイント、ポイントに点在してる方が、なんと言うか目印になっていいです。 今回も適度にはったりかませたしね（自分にです）。 ・道の折れる所には係の人がいるんですが、ほどなく学生が多かった。 んで、お互い声かけあったのも後半になるにつれ、これも自然に多くなった。 ・家族ぐるみ（みたいな）で応援してくれ、カメラ向けてくれたおじさん。 あやうくＶサインで写りそうになる。とっさにチョキを閉じる。危ない。 ・自転車に乗った少学生２人組にむりやり手を挙げさせてハイタッチくらわしてあげた。 「いてえ〜」ってうれしそうだったじゃん。 ・バイク（原チャリだったか？）乗りの顔ほぼ隠した（メットではなく）少年２人組。 「タイガーかっこいいぞ」と言われ、 「アリガト！」君ら、意外といい奴な。 ・高校生の部活の練習で走ってる男子生徒10人ぐらいの集団とエールかわす。 俺（ら）より遅く走ってんじゃねえよ〜。 ・・・等々と。おじさんおばさんの応援もよかった。 ランナーからは定番の「暑くないですか？」 定番返しの「全然、暑くないですよ。快適です！」・・・はったりではないね、今回は。 「おっ、いいねえ。そういうの好きだよ、ウン。」と軽やかに抜いていった方がいらした。 ・・・悟ってますか！？ ３ヶ所目（最後）の給水所の１５ｋ地点ではエネルゲンと水を飲む。 係のおねえさんに「雨降ってご苦労様です〜」なんて話してたら、 あの有森さんに抜かれる。そしてどんどん離されてしまいました。彼女は力走型だね。 １５ｋ前後で５ｋ地点で抜いた盲人ランナーの伴走者の掛け声が背後に迫ってきた。 やはり来たかー。もう抜かされるのは時間の問題か。 もう５メートルぐらいまで近づいてたと感じたんだが、かわされなかった。 これこそ意外ね。ふんばりが効いたという事でしょうか。確かに落ち込みがなかった。 折り返し地点はないのですが、１７ｋぐらいから前半のコースを逆に走る。 見た事のある風景が蘇るのも崩れなかった一因になってるかも。 競技場がもう間近です。 んん、なんだなんだ。左手から小さい子らが合流してくるぞ。 ２ｋのファンラン部門が内回りでダブるのだわ。 さてトラックを１周してゴールだ。 「タイガーがんばれ！」とフィールドで応援してくれる小学生が２人。 ゴール手前でもこの子らは応援してくれました。 やった、ほぼキロ５分でゴール出来たぞ！ こんなの久々だなあ。 まだまだ可能性あるじゃん！ 完走証もらってると、あの子らがまた来ました。 「ちょんまげしてる人もいたよ」 「あっ、あの人は俺と違って速いんだよな」 Ｒ誌の郡山ＣＭ写真館に載った方を思い浮かべましたが、果たして。 そして、「握手してえ」と、 その瞳がまるで有名人を見るようだったので驚いてしまいました。 「ハイ！」とガッチリ握り返しました。 「じゃあね！」とお別れさ。 いやあ、現地入り時、開会式前、ゴール後と印象的な出会いがありました。 ひょっとしなくても２度と会えないかもしれないもんね・・・。 車に戻る。 公園の水道で顔を洗ってると左足がつった。おさまってから次の人が来て助かった。 着替えが終わるや否や、雨が本降りに。つーか、どしゃぶりだ！スコールです！！ ひえ〜ゴール後で助かった。 ・・・でも、まだレースは続いてるんだよな。当っちゃったランナーは当りですねぇ。 閉会式、抽選会まで見ていたかったけど、とても車外には出れませんて。 ならここで一休み。。。。。。。。。 小雨になった頃には大会も終わり、駐車場の車も数台になってました。 帰りは本レース。 続くつづくの雨と時々の渋滞にはまってみれば、いつしか空に虹が。 虹にときめいてうれしい。よって？疲れも出ませんでした。 さらに気がつけば虹は消えて、、いや、 いつのまにか YES, Over the Rainbow ! おしまい
